人での歯のケアは歯科医院で行うように、 ペットの歯科ケアには獣医師による正しい診断、正確な処置が必要です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 歯の状態、年齢、性格、飼い主様のお考え、その全てをふまえた上でご相談し、治療プランをご提案いたします。 生涯にわたり健全な口腔を保つことは、様々な病を未然に防ぐことと密接に関わるといわれています。 無麻酔について 麻酔のリスクがないとういう言葉は魅力的ではあります。 しかしながら、近年、民間資格者による獣医学的根拠のない処置が増えています。 歯周ポケットのスケーリングは痛みを伴う処置であり、決して美容処置の延長ではありません。。 外観からは見えない歯周ポケットの治療こそが歯周病対策においては最も重要な処置です。 当院では主として、安定剤、全身麻酔の2つの対応を行っており、 各々のメリット、デメリットをご説明させていただいております。 ※抜歯の必要性の判断は、プローピング検査及び歯科用デジタルレントゲンを用いて動物用歯科カルテにて評価します。 方針としては、可能な限り抜歯はせずに、様々な保存処置を実施しています。 しかしながら、評価の結果、抜歯が適当と判断した場合については、飼い主様ご了解のもと処置を実施し、 客観的情報を用いて抜歯に至った理由をご説明いたします。 また、歯髄に達しないエナメル質の損傷が見受けられた場合、光重合レジン等を用いて保修します。 歯髄に達する損傷が見られた場合、レントゲン所見等を根拠に歯髄内療法を実施するかどうか慎重に判断します。 ※上顎前第四臼歯の平板破折や犬歯の欠損は、骨や固すぎるおもちゃで生じることが多いため、避けましょう。 早期の発見であれば、保存療法の結果も良いです。日々のハミガキ、口腔内チェックをがんばりましょう! ![]() ![]() ![]() |
猫の歯頚部吸収病巣 |
歯垢、歯石で囲まれた領域に破歯細胞が増殖し、進行性の歯質吸収を起こす。この吸収はエナメル質とセメント質の境界から冠状に進み、象牙質へと拡大していく。 初期症状は明白な症状はないが、象牙質が吸収された段階に達すると摂食時に疼痛を感じる。 食欲不振、流涎などの症状、肉眼的所見および歯科レントゲン検査に基づいて診断をするが、通常の虫歯の治療では反応は悪く、罹患している歯を保存ではなく残念ながら抜歯することが多い。 |
口腔内腫瘍 |
犬においては良性、悪性ともに様々発生します。腫瘍の種類により挙動が異なるため、治療法もケースバイケースです。当院では獣医癌学会に基づく判断基準にて治療方法をご提案し、患者および飼い主にとって最善の治療を提供したいと考えています。 猫においては腫瘍全体の約6%以上の発生頻度であり、残寝ながら悪性の場合が多い。繊維肉腫、扁平上皮癌、メラノーマなどが多い。 口腔内腫瘍は治療の選択肢を減らさないためにも早期発見が重要です。。 |
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人の歯科で用いられる医療機器であるモリタの快適な治療現場を実現する All in One ユニット |
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主に歯科、口腔内外科で使用します。 奥歯の分割抜歯の際にはダイヤモンドチップにより、歯を切断します。またスケーリング後に、歯石の再付着を遅延させるため2種類の研磨剤と2種類の研磨ブラシをつけて、歯表面を研磨します。 ※この処置を行わないと、歯石の再付着までの期間が短くなります。 |
炭酸ガスレーザー
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歯肉炎、抜歯後の部位に炭酸ガスレーザーを照射することで疼痛緩和、炎症部位の早期治癒が期待されます。重度の歯周病、猫の慢性口内炎等に施術します。 |
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全体の施術終了後、歯科用軟膏を歯周ポケットに注入し炎症、感染を予防します。 |