眼瞼の開き具合、ハーダー腺の腫脹、結膜の充血の有無を確認します。 外傷や細菌感染によるものだけでなく、ビタミンAなどの栄養バランスの不均衡からも眼の周囲の症状が現れます。 食餌、環境などの再確認が必要です。 |
上下の嘴の噛み合わせだけでなく、食餌をスムースに食べれているかどうかをチェック。 嘴の過長により、接触障害が生じている場合は、器具による調整が必要です。 当院では、嘴の状態、性格により器具を使い分け処置を実施します。場合により鎮静が必要となるケースもありますので、ご相談ください。 |
元気食欲の低下、鼻汁や開口呼吸などの症状は肺炎、気管支炎を疑います。 まずは温度、湿度管理、生活環境をチェックしてください。 カメはくしゃみ、咳ができません。口を開けての呼吸や、鼻水など苦しそうならば早めの来院をお勧めします。 |
爬虫類において特定の内部寄生虫の駆虫の必要性は必ずしもありませんが、幼体において下痢、食欲不振が続く場合は検討します。便検査は現状の内部寄生虫の把握だけでなく、特に新たにカメを増やす方は検査を実施、検疫期間をもうけていただく事が懸命です。 また、尿石が固まってきたり、排便・排尿困難の場合や、いきむ仕草が頻繁に見られた場合は結石や卵詰りの可能性があります。生命に関わる病気ですので、決して様子を見過ぎないよう注意してください。 |
食餌の重要性
飼われてるカメの種類を把握し、一般的な飼育書に基づいて食餌を与えてください。 爬虫類全般に言えることですが、カルシウムとリンのバランスが大切です。飼育下ではカルシウム、ミネラル不足は避けれませんので、サプリメント等で補ってあげましょう。 偏った食餌は免疫の抑制、甲羅などの形態的、性質的変化、腎不全などを引き起こします。手遅れになる前に改善をしてください。 |
環境の重要性
爬虫類は周囲の外気温に体温の維持を依存する変温動物です。温室設置やバスキングライトなどで適正かつ計画性のある温度管理が重要です。 梅雨や冬季におけるも湿度管理も大切であり、乾燥しすぎるとギリシャリクガメなどはRNS (RUNNY NOSE SYNDROME)などになりやすいため、保湿に注意しましょう。 紫外線であるUVBは体内でビタミンD3の生成を活性化し、カルシウムの吸収に役立ち強い骨格を作り出します。UVAは爬虫類の脱皮、食欲、繁殖を促進する効果があります。 窓越しの日光では十分な紫外線は供給できません。予算、種類、飼育ケージサイズにあった専用ライトを設置しましょう。 購入する際には、気軽に相談に乗ってくれ、信頼できる店員さんがいるお店を選びましょう。 また、初めて飼われる方は、その種類がどの程度大きさまで成長するか、しっかり確認し、ご自身の生活環境的に問題ないか把握することが重要です。 |
カメの嘴(くちばし)カット、爪きり等ご相談ください。
※性格により鎮静処置が必要な場合があります。
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